体の疲れ対処法&疲れない体をつくる新習慣

新生活のための引っ越しは重労働。終わったときにはグッタリ・・・・・・。でも、この疲れは肉体の疲労だけではありません。体を動かすと、呼吸や血液の流れ、体温などを調節するために、自律神経が忙しく働き、自律神経の中枢がある脳も疲労してしまうのです。
実はこれは、デスクワークでも同じ。体を動かさなくても、集中力を高めて仕事をしたりすると、緊張を維持するために自律神経が活発に働き、脳が疲労します。仕事帰りにジムで汗を流してリフレッシュするという方もいますが、これは仕事で疲れた自律神経をさらに酷使し、脳の疲労を増す行為。疲れをとる効果は期待できません。
一方で、適度な運動は、血流を良くし、睡眠の質を高めるなど、疲労回復に役立つこともわかっています。疲労回復には、週に1〜2回の、汗をかかない程度のウォーキングやストレッチで十分。上手に疲労をコントロールしましょう。

運動はノルマを設定せず柔軟に!

「一日1万歩」など運動にノルマを設けると、疲れているのに頑張ってしまい、より疲労を蓄積させることにつながります。その日の疲れや体調に合わせて柔軟に調整しましょう。また、疲労回復能力や自律神経の働きは、加齢によって衰えます。一度決めた目標を継続するのではなく、定期的に見直すとよいでしょう。

体の疲れ対処法 血流アップで疲労回復!

血液やリンパの流れを促して疲労を予防・解消できる簡単なストレッチのやり方を、ゴールドジム心斎橋大阪のインストラクター・AYANOさんに教えていただきました。

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AYANOさんからワンポイントアドバイス

「大事なのは正しい姿勢です」
体の一部分だけに負荷がかかると、その部分が疲労し、痛みが出ることもあります。大事なのは、ストレッチで硬くなった筋肉をほぐすと同時に、正しい姿勢を意識して姿勢を改善すること。つらい筋トレをしなくても、毎日正しい姿勢を保つ習慣をつけるだけで筋肉がバランスよく鍛えられ、疲れにくい体につながります。

プロに教わる簡単ストレッチ

01 首筋のストレッチ

❶右側の鎖骨の下あたりを両手で押さえます。

❷手で下に引っ張りながら首を左斜め後ろに反らし、右の首筋を伸ばします。

伸ばしたまま30秒キープ。反対側もおこないましょう。

02 首から背中のストレッチ

❶左の手の甲を背中に付けます。


❷首を右側に倒し、頭の左側に右手を添えて、首の左側から背中にかけてゆっくりと伸ばします。

伸ばしたまま30秒キープ。反対側もおこないましょう。

03 肩甲骨周りのストレッチ

❶四つんばいの状態から、左手を右の脇の下に通します。手のひらは上向きに。

❷左肩を床につけ、無理のない程度に体重をのせて、肩から背中にかけて伸ばします。

伸ばしたまま30秒キープ。反対側も行いましょう。

04 おしりのストレッチ

❶いすに座り、右足を左の太ももにかけます。

❷ひざを押さえながら、上体を腰から前に倒していきます。

伸ばしたまま30秒キープ。反対側も行いましょう。

新生活に取り入れたい!
疲れない体をつくる生活習慣4選

「新生活疲労」と上手に付き合って、新生活を満喫しよう!

01 明日できることは明日やる

syorui

仕事などで集中する時間が長いほど、疲労が蓄積してしまいます。こまめに休息をとる、たまには力を抜く、違う作業を挟むなど、上手に「息抜き」することがおすすめです。また、言うまでもなく、なるべく定時に退社して家でゆったりと過ごすほうが、ストレスを感じにくく疲労しにくい毎日につながります。仕事の優先順位を考えて「明日できることは明日やろう」と割り切るようにしましょう。

02 目を閉じて脳の疲れを軽減

脳には五感を通して絶えず情報が入ってきますが、そのおよそ90%が視覚からの情報だといわれています。目を閉じるだけで、情報処理のために必要な脳の負担が軽減し、疲労回復につながります。できれば一人になれる空間で5分以上目を閉じ、ゆったりしましょう。さらに脳を休めたいなら、座ってリラックスした状態で目を閉じたり、デスクにうつぶせになったりするとよいでしょう。

03 ゆらぎのある環境を大事に

風やせせらぎ、木漏れ日、波など自然界のあらゆる現象には「ゆらぎ」があります。心拍や血圧、体温などヒトの体にもゆらぎがあるため、ゆらぎある環境は私たちにとって心地よく、疲労の予防・改善にもつながることがわかっています。逆に、窓を閉め切った、一日中明るさや温度、湿度などが一定の場所はストレスに。時々窓を開けるなどして、ゆらぎを取り入れるようにしましょう。

04 スマホから離れる時間をつくる

スマホは画面が小さく、目と画面の距離が近いので、パソコンやテレビよりも眼精疲労になりやすいと言われています。実は眼精疲労は目だけではなく脳も疲れている状態です。また、スマホを見るときは集中しがちで、大量の情報が入ってくるために脳の負担が大きくなり、脳疲労につながります。SNSによる人疲れを軽減するためにも、なるべくスマホから離れる時間をつくるようにしましょう。

vol.63【春】の記事