新生活疲労の要因「人間関係によるストレス」
特集:新生活疲労
疲労と上手に付き合って 新生活を楽しもう!
明るく希望に満ちた春。
進学や就職、異動などで生活が大きく変わった方も多いと思います。あるいは、趣味の教室に通い始めた、ボランティアを始めたなど、新しい環境に前向きな一歩を踏み出したという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ワクワクして、つい張り切ってしまいがちな時期ですが、生活のリズムや環境が大きく変わると、心身の疲労につながりやすくなります。
今号では、そういった「新生活疲労」に着目し、疲労につながる可能性のある生活習慣や、その予防法・解消法についてご紹介します。「新生活疲労」と上手に付き合って、希望あふれる新生活を楽しみましょう。
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要因2 人間関係によるストレス
新生活疲労の要因2:人間関係によるストレス
仲良くなろうと頑張り過ぎ
上司や同僚、友人、家族などとの人間関係のストレスが疲労を招きます。
満員電車で通勤・通学
通勤電車やオフィスの机など他人との物理的な距離の近さもストレスになります。
新しい人間関係の中で疲れるのは
周囲への気の使いすぎかも!?
新生活に新しい人間関係は付きものですが、実は人間関係に起因するメンタルストレスも疲労の大きな要因の一つ。激しい運動など思い当たることがないのに疲れているという方は、人間関係にも意識を向けてみるとよいでしょう。
当てはまる人は要注意
01 周囲に話を合わせる
ただ会話をするだけでも、その場の雰囲気 や相手の様子を察して、最適なタイミング でふさわしい反応を返すなど、脳はまったく休むことなく情報処理と表情演出を行っています。
02 飲み会を盛り上げるために頑張る
社交的な人ほど、周囲の人に気を配り、疲労しやすいことがわかっています。
人と集まっているのが楽しくても、脳にはどんどん疲労がたまっている状態です。
03 新しい出会いやご近所付き合いで気を使う
まだ信頼関係ができていない相手や緊張を強いられる相手とのコミュニケーションは余計にストレスが強く、疲労も大きくなります。
一人になる時間を上手につくろう
人間関係が原因の疲労や、満員電車や狭いオフィスのように他人との物理的な距離が近いというストレスで引き起こされる疲労を「人疲れ」と呼んでいます。こういった人疲れを取り除くための最もシンプルな方法は、無理に人と会わず一人の時間を持つこと。オフィスでなら1〜2時間に一度トイレの個室に入るなど、一人になれる空間で過ごすと、疲労軽減につながります。