【2022年版】”withコロナ”の夏を元気に乗り切る『夏バテ克服術』

夏バテ克服術

高温多湿の日本の夏。
体の調子を整える自律神経には大きな負担がかかります。
これにより自律神経中枢が疲労し、体を正常に保つための機能が低下してしまった状態が「夏バテ」。

今回は、効果的な対策をとるために、夏バテの原因から予防法までを徹底的に解説します。

元気いっぱい”夏バテ知らず”の夏にするために、きちんと知ってきちんと対策をし、快適ですてきな夏をエンジョイしましょう!

【目次】

夏バテを科学する

  1. 夏バテの原因を知ろう
  2. 夏バテの仕組みを知ろう
  3. 本当に効果的な夏バテ対策をしよう
  4. イミダペプチド成分が脳まで届く仕組み

1.夏バテの原因を知ろう

夏バテは、主に脳にある自律神経中枢に過剰な負担がかかることで起こります。
夏の厳しい暑さに加え、「新しい生活様式」下での不便やガマンも大きな負担に。

”withコロナ”の夏ならではの原因

withコロナ”の夏ならではの様々な要因が、夏バテの原因となるのです。
体の外側からも内側からも自律神経にさまざまな負担がかかります。

  • マスクでさらに負担UP
  • ストレスで自律神経のバランスが崩れる

マスクを着けていると、呼吸のしにくさなどから自律神経にさらに負担がかかります。
感染への不安のほか、外出自粛やマスクの着用といった制約・不便さからくる「コロナ疲れ」。
精神的なストレスも自律神経の負担となり、夏バテしやすくなります。

さまざまな夏バテの原因

ほかにも夏ならではのさまざまな要因が、夏バテの原因となります。

寒暖差で自律神経が酷使される

夏場、気温の高い屋外と冷房の効いた屋内とを行き来すると、体温調節のため自律神経が忙しく働き、疲れてしまいます。

寝不足で自律神経の疲労が蓄積

寝苦しさやストレス、リモートワークによる運動不足や生活習慣の乱れは、睡眠の質を落とす要因に。
また就寝直前にスマホを使うと、脳が休まらず、疲労がさらに蓄積します。

脱水状態で自律神経に負担がかかる

汗で体の水分が失われやすい夏は、こまめに水分補給をしないと脱水状態に。マスクをしているときはさらに注意が必要です。

2.夏バテになる仕組みを知ろう

夏バテになる自律神経には交感神経と副交感神経があり、この2つがバランスをとるように働いて、体を正常に保っています。
その働きをコントロールしているのが、自律神経の中枢である脳の視床下部。自律神経に負担がかかるとき、脳の中ではこのようなことが起こっています。

中枢自律神経への負担で夏バテが起こる仕組み

1.活性酸素が大量に発生

さまざまな要因で自律神経が忙しく働き、自律神経の中枢が酷使されると、活性酸素が大量に発生します。

2.活性酸素が自律神経中枢の細胞を酸化

過剰な活性酸素が、自律神経中枢の細胞を酸化させてサビつかせます。
その結果、エネルギーがうまくつくり出せない状態に。

3.自律神経が疲労

中枢が疲労細胞の機能が低下して自律神経中枢が疲労してしまい、自律神経の働きが悪くなります。

4.体全体の調節機能が低下

自律神経によってコントロールされていた体全体の調節機能が低下してしまいます。

活性酸素と抗酸化成分

活性酸素とは、細胞が使うエネルギーをつくり出すときに発生する物質。
過剰になると、細胞を傷つけてしまいます。
活性酸素を取り除き、酸化ストレスから体を守ってくれるのが抗酸化成分。
絶えず発生する活性酸素に対抗するためには、抗酸化成分を体の外から取り入れることも大切です。

活性酸素と抗酸化成分

3.夏バテ対策をしよう

コロナ禍でいつも以上に疲れやすい今年の夏。
日々ちょっとした工夫を積み重ねることで、つらい夏バテを少しでも予防したいものですよね。

ここでは、抗疲労研究の第一人者である医学博士・梶本修身先生に教えていただいた夏バテ予防策をご紹介します。

運動不足の人は、あえて湯船に浸かる

夏は、自律神経への負担を減らすためシャワーだけで済ますのがおすすめですが、リモートワークなどで運動不足の方は、 あえて湯船に浸かるほうが良い場合も。
滞った血流が改善され、老廃物の排出も進みます。

就寝時はエアコンを朝までつけっぱなしに

寝汗をかくというのは、自律神経にとっては寝ながら運動しているのと同じこと。それでは、自律神経を休ませることができません。タイマーは使わず、朝まで快適な室温を維持しましょう。

エアコンの設定温度をいつもの夏より1℃下げる

電子機器と同様、自律神経中枢も酷使されると熱を持ちます。それを冷却するのが、鼻から吸う空気。しかし、マスクをしていると、吸う空気の温度も高くなるため冷却効果が弱まってしまいます。例年よりエアコンの設定温度を下げることで対処しましょう。

脳まで届く抗酸化成分イミダペプチド成分を摂る

鶏むね肉や大型回遊魚(マグロ、カツオなど)に豊富に含まれるイミダペプチド成分には、高い抗酸化作用があります。脳まで届いて自律神経中枢の細胞を酸化ストレスから守り、夏バテを予防します。

サングラスは紫外線(UV)カット率

で選ぶ紫外線が目に入ると活性酸素が発生し、疲労や夏バテにつながります。外出時にはサングラスをかけましょう。ただし、レンズによって、紫外線をカットする割合などが異なります。選ぶ際には、紫外線カット率を確認しましょう。

4.イミダぺプチド成分が脳まで届く仕組み

夏バテ・疲労対策には、自律神経中枢のある脳まできちんと届く抗酸化成分が有効です。


その点で優れた特性を持つのが、イミダペプチド成分。

脳には、不要なものが入らないようにする「血液脳関門」という仕組みがありますが、イミダペプチド成分は特別な方法でこれを通過し、自律神経の中枢を活性酸素から守ります。
夏バテが心配なこの季節こそ、イミダペプチド成分の出番なのです。

  • START!イミダペプチド成分を接種
  • 体内で2つのアミノ酸に分解(イミダペプチド成分は接種後、2つのアミノ酸に分解されてから血流にのって運ばれます。)
  • 血流によって脳の毛細血管へ(アミノ酸の状態では抗酸化作用を発揮できないため、途中で力を使い切ってしまう心配がありません。)
  • アミノ酸の状態で血液脳関門を通過。
  • 合成酵素によって、脳で脳で再合成
  • 抗酸化作用を発揮して、活性酸素を除去、サビついた細胞の傷も修復
  • GOAL!疲労回復

自律神経中枢が疲労しやすい夏は400mg摂取がおすすめ

臨床試験では、イミダペプチド成分を1日に400㎎継続摂取したグループは、1日200㎎を摂取したグループよりも、疲労感が軽減されたことが報告されています。
夏は、イミダペプチド成分を1日400㎎摂取することがおすすめです。





vol.56【夏号】の記事