お疲れ様の時間|第34回 若さと元気を生み出す抗疲労成分コエンザイムQ10

コエンザイムq10アイキャッチ

2つの働きで疲労や老化を予防

疲労だけでなく、老化や病気の引き金となるのが、細胞にダメージを与える活性酸素です。コエンザイムQ10には、この活性酸素を取り除く働きがあります。

また、コエンザイムQ10は、元気や健康を維持するためのエネルギーをつくり出すのにも不可欠です。私たちが生きていく上で必要なエネルギーのほとんどは「細胞のエネルギー工場」と呼ばれるミトコンドリアでつくられていますが、コエンザイムQ10がなければ、エネルギーはつくれません。

つまりコエンザイムQ10は、「活性酸素から身を守る」働きと「エネルギーをつくり出す」働きの2つで、若さと元気を保ってくれる抗疲労成分なのです。

2つの働き

その1 :元気なからだを維持するためのエネルギーを作り出す"

細胞の中のミトコンドリアという器官でエネルギーをつくり出す際に必要不可欠な成分です。

その2:抗酸化作用により活性酸素から体を守る

疲労や老化を引き起こす毒性の強い活性酸素を除去して細胞を守る抗酸化成分です。

体内のコエンザイムQ10は加齢やストレスにより減少

コエンザイムQ10は体内でも生成されていますが、その量は20歳頃をピークに、加齢やストレスにより減少していきます。

コエンザイムQ10が不足すると、疲れやすくなったり、健康面や美容面で不調が現れたりすることも。いつまでも健康に毎日を過ごすためには意識して補いたい成分といえます。

加齢による減少グラフ

抗疲労には300mgの摂取がおすすめ

抗疲労には産官学連携の「疲労定量化及び抗疲労食薬開発プロジェクト」で行われた比較によれば、還元型コエンザイムQ10の1日の摂取量に関しては、100mgよりも300mg摂取したほうが疲労感を抑制できることが分かっています。このことから、1日300mg以上の摂取をおすすめします。

100mgで従来の還元型300mg摂取に相当!
吸収性が約3倍になった水溶化技術

コエンザイムQ10は脂溶性の成分なので、油脂とともに摂らないと吸収されにくい性質があります。
そこで、いつ摂取しても吸収されやすいよう開発されたのが水溶化技術です。
この技術により、空腹時の吸収性はこれまでの約3倍に。

従来の還元型コエンザイムQ10の300mgに相当する分を、100mgで摂取することが可能になりました。

vol.51【冬号】の記事