お疲れ様の時間|第32回 疲労と免疫力の関係
疲労の蓄積が免疫機能の低下につながる
「疲労」は、「痛み」「発熱」と並ぶ人間の生体アラームの一つ。それ以上の活動(運動や仕事など)を制限して、休息を促すものです。
疲労を回復することができずに蓄積した状態が続いてしまうと、身体には悪い影響が及びます。
その一つが、免疫機能の低下です。生命を維持するための重要なシステムには「神経系」「内分泌系」「免疫系」の3つがあり、これらは相互に関連しあっています。
疲労がたまって自律神経のバランスが乱れると、免疫系にも影響が及び、免疫機能が低下してしまうのです。
免疫の機能が低下すると、ウイルスや細菌に感染しやすくなってしまいます。
「疲れたな」と感じたら、早めに対処して、疲労回復を図りましょう。
免疫とは
ウイルスや病原菌といった外敵から体を守る防御システムのこと。
免疫機能が正しく働いていると、体は健やかに、若々しく保たれます。
感染症のリスク
自律神経の機能が低下しバランスが乱れると、内分泌系や免疫系にも負担がかかります。
疲労が蓄積
睡眠不足や食事の偏り、強いストレスなどは疲労の蓄積につながります。意欲や達成感が疲労感を隠してしまう「疲労感なき疲労」にも注意。
自律神経のバランスが乱れる
自律神経の機能が低下しバランスが乱れると、内分泌系や免疫系にも負担がかかります。
免疫力が低下
ウイルスや細菌、がん細胞などに対する防衛力が低くなってしまいます。
対策
免疫機能を維持するためにも、積極的な抗疲労対策を。
- 睡眠の質を高める
- 適度な運動でストレスを発散する
- イミダペプチド成分やコエンザイムQ10などの優れた抗酸化成分を摂る
- 紫外線も疲労の原因の一つ。秋も油断せずに紫外線対策を