鶏むね肉ときゅうりの冷やしあんかけ
生きることは、食べること。
日々、私たちの体は変わっていくから、毎日、少しの癒やしを感じてもらいたい。
作ることも、食べることも、肩のちからを抜いていいんです。
毎日お疲れさまです。
≪癒し×疲労回復≫
だしには自律神経を安定させて、リラックスさせてくれる成分が含まれています。
特に、かつおだしに含まれるヒスチジンには、精神疲労を減らしたり脳の認知機能を改善する作用も報告されており、また鶏むね肉に多く含まれるイミダゾールジペプチドにも疲労回復や抗酸化作用があるので、心身の疲労回復に効果が見込めます。
鶏むね肉には、だしと同様のうま味成分が含まれており、相乗効果によりコクのある味が染み出します。
夏の暑さで疲れを感じたときには、さっぱりとした梅の酸味、鶏むね肉とだしの旨味を堪能しながら、心も体も効果的に疲労回復していきましょう。
材料(4人分)
- 鶏むね肉 1枚 きゅうり 3本
- 大葉 5枚
- 梅干し 2個
- 片栗粉 適量 (鶏肉全体にまぶせる程度)
- 白だし70mL+水240mL
※白だしがない場合
・だし汁 1と1/2カップ
・みりん 大さじ1
・しょうゆ 小さじ1
・塩 小さじ1/4
【A】
- 砂糖小さじ1
- 塩 小さじ1
- 酒 小さじ1
作り方
- 鶏むね肉は厚みのあるところに切り込みを入れて開き、均一の厚みにする。包丁の背で軽くたたき、ひとロ大に切って、ビニール袋に入れる。【A】の調味料をビニール袋に入れた鶏むね肉にもみ込み、片栗粉を入れ、全体にまぶしておく。
- きゅうりはピーラーで皮をむき、6~8等分の乱切りにする。梅干しは種を取り、包丁でたたいておく。大葉は千切りにしておく。
- 鍋に白だしと水を入れて火にかける。沸騰したら、きゅうりを入れて1分ほど煮て鶏むね肉を加える。2~3分煮て火を止め、鍋のまま火から下ろして冷ます。粗熱が取れたら梅を加え、全体に混ぜる。その後、器に移し冷蔵庫で冷やしておく。食べる直前に、千切りにした大葉を上にのせて完成。
ポイント
- 昔から梅干しは体調の不調を予防するのに強い味方といわれてきました。「梅はその日の難逃れ」ということわざがあるほどです。
- 梅干しに含まれるクエン酸は疲労回復効果、酸味は食欲増進させます。夏バテや熱中症対策にも抜群の食材です。
- だしの成分により食事の満足感が持続しやすくなります。いつも止まらない食欲に困っていたり、つい食後のスイーツに手が伸びてしまうという人にも、だしを使ったレシピはおススメです。
- 鶏むね肉に片栗粉をまぶすことで、加熱によりタンパク質が固くなるのを防ぎます。うま味も逃げず、柔らかで口当たり良く仕上がります。