食べ過ぎ疲労の原因「時間」
食べ過ぎ疲労のQ&A
Q:夜遅くに食べるとどうなる?
A:夜遅い時間に食事をとると、睡眠の質が低下
食べたものが消化されるには、食材にもよりますが、数時間かかります。特に、脂の多い牛肉や豚肉 は4~5時間、油脂は7~8時間かかるともいわれています。夜遅い時間に食事をすると、睡眠中にも内臓は消化を続けることになり、自律神経や脳も忙しく働くことに。睡眠の質が低下して、疲労につながります。
朝食抜きも疲労につながる
夜遅い時間に夕食をとると消化不良になりやすいため、朝起きたときに食欲がわかずに、朝食を抜きがちになりま す。しかし、朝食を抜くと、体 のリズムが乱れたりエネル ギー不足に陥ったりして、かえって疲労を招くことになります。
疲労の予防や健康維持には食べる時間のコントロールが大事
睡眠の質を高めて疲労を回復するために大切なのは、生活のリズムを整えることです。
同じ食事であっても、食べる時間がいつもと大きく異なると、体内時計が乱れて睡眠の質や健康に悪影響を与えると考えられます。何をどれだけ食べるかだけでなく、「いつ食べるか」も意識するようにしましょう。
●夕食が遅くなるようなら2回に分けて
夕食をとる時間が遅くなってしまうときは、17~19時におにぎりなどの主食を食べ、帰宅してから主食以外の消化の良い軽い食事をとるのがおすすめです。
●遅い時間に食べるなら
揚げ物など脂質の多いものや、ご飯や麺類などの炭水化物 (糖質)は控え、野菜のほか、肉なら鶏むね肉やささみ、魚ならタラなど低脂質のものを選びましょう。