クリスマスのマリネチキン
鶏むね肉をマリネ液に漬け込み焼いたひと皿です。ハーブ入りのマリネ液で香り良く、しっとりとした仕上がりに。
≪さわやか風味で疲労回復≫
柑橘とハーブを効かせたマリネで、香り豊かなクリスマスチキンの食卓をどうぞ。
マリネとは調味液に漬け込む調理法のこと。
マリネ液のワインやレモン果汁の酸味が、肉の臭みをとり風味がよくなります。酸味は消化を良くする働きもあるので、胃もたれの予防にもなります。
さらに、肉の繊維を切る作用があるので、火を通したときにも固くならず柔らかい食感に仕上がります。
鶏むね肉のイミダゾールジペプチドや柑橘類のクエン酸、ビタミンCは疲労を回復する成分です。食べ合わせることで美味しくなる上に、それぞれの働きもよくなります。
たっぷりの旨味とさっぱりした後味がうれしい一品。特別な日だけでなく、毎日の食事にもおすすめです。
材料(4人分)
- 鶏むね肉・・・2枚
- エリンギ・・・2本
- パプリカ・・・適量
- オリーブ油・・・小さじ2
- にんにく・・・1片
- クレソン、ライムの薄切り・・・各適量
【A】
- 白ワイン・・・1/3カップ
- 塩・・・ふたつまみ
- こしょう・・・少々
- お好みハーブミックス(ドライ)・・・適量
- オリーブ油・・・大さじ2
【B】
- じゃがいも・・・2個
- 牛乳・・・大さじ2
- バター大さじ1
【C】
- レモン汁・・・大さじ1
- オリーブ油・・・大さじ2
- 粒マスタード・・・小さじ1
作り方
- 鶏むね肉はAの白ワイン、塩、こしょう、ハーブミックス、オリーブ油のマリネ液に漬け込む。
- Bのじゃがいもをゆでてつぶし、牛乳とバターを加えて水けを飛ばしながら中火でさっと加熱してマッシュポテトを作る。エリンギは食べやすく切り、パプリカは3㎝の細切りにして、さっとゆでてCに漬け込む。
- オリーブ油とにんにくをフライパンに入れて火にかけ、汁けをきった1を加え中火で焼き目をつける。返して、弱火にし、中まで火を通す。
- フライパンに3で残った漬け汁を加えて、ソースを作る。
- 食べやすく切った鶏肉と2を盛り合わせ、4のソースをかけてクレソン、ライムの薄切りを添える。
ポイント
- 鶏肉をマリネ液に漬け込み、香りと味をつけましょう。
- 鶏肉は中火でしっかり中まで火を通します。
- 焼いたあとのフライパンに漬け汁を加え、ソースを作ります。
- ワインに含まれる有機酸は、塩味を和らげて甘さと調和をとります。これによって味に深みやまとまりが出ます。
- マリネの語源はフランス語「mariné」(海の)に由来しています。海水に漬けて調理や保存をしていました。