豚ロースの和風ソテー黒酢風

豚ロースにはイミダゾールジペプチド成分が豊富に含まれています。香ばしく焼いた旬の野菜を添えて、夕食のメインの一皿に。

≪元気をつけたい!×ビタミンB1≫

疲労感の回復、抗酸化作用、など多彩な機能を持つイミダゾールジペプチド。豚肉や鶏むね肉に多く含まれているので、毎日の食事でもぜひ取り入れたい動物性の健康機能成分です。

さらに、豚肉は「ビタミンB1」の宝庫と呼ばれており、糖質をエネルギーに変換する時に必要な栄養素です。

ビタミンB1が不足すると、糖質を上手くエネルギーへ変換が出来なくなるので、疲れやすい、だるい、食欲不振などが体に現れてきます。そしてビタミンB1の吸収を良くしてくれるのがアリシンを含むニンニクです。油で炒める料理でさらに効率良く摂ることができます。

ニンニクや黒酢にも疲労回復のパワーがあるので、「元気をつけたい!」という時におすすめの一品です。

豚ロースの和風ソテー黒酢風

材料(4人分)

  • 豚ロース肉・・・4枚
  • 塩・こしょう・・・各少々
  • 小麦粉・・・適量
  • ニンニクの薄切り・・・1片分
  • 赤唐辛子(タネを取ったもの)・・・1本
  • ぶなしめじ・・・1株
  • チンゲン菜・・・2株
  • オリーブ油・・・小さじ2

【黒酢風味ソース】

  • 黒酢・・・大さじ4
  • しょうゆ・酒・・・各大さじ2
  • 砂糖・・・小さじ1/2

作り方

  1. 豚ロース肉は筋を切って、塩・こしょうで下味をつけてから小麦粉を薄くまぶす。ぶなしめじは石づきを取ってほぐす。チンゲン菜は根元から4~6等分に切り分ける。
  2. フライパンにオリーブ油とニンニクと赤唐辛子を入れて火にかけ、香りが出たらニンニクと赤唐辛子をいったん取り出し、豚ロース肉を入れて片面を焼き付ける。豚ロース肉を返し、火を弱めて1の野菜を加える。
  3. 豚ロース肉に火が通ったら、野菜に塩・こしょう(分量外)をして皿に盛る。
  4. フライパンに残った油をキッチンペーパーで軽く拭き取り、黒酢風味ソースの材料と取り出しておいたニンニク、赤唐辛子を加える。木べらで底からうまみをこそげ取るようにして手早く煮詰め、3にかける。

ポイント

  • 豚肉を焼いたうまみをソースに活用するのがポイント。黒酢がないときには普通の酢で代用できます。
  • 豚肉の焼き汁に黒酢としょうゆ、酒などを加えることで、うまみのあるソースに。
  • 筋切りをすることで「焼き縮み」「反り返り」を防ぐことが出来ます。厚みがあるときは裏面も筋切りするとジューシーに焼きあがります。
  • ビタミンB1の吸収を良くしてくれる「アリシン」を含む食材は玉ねぎ、ねぎ、ニラなどがあります。ニンニクの代わりにも取り入れやすいですね。