紫外線疲労に要注意
疲労につながる要因はさまざまですが、特に夏場に気をつけたいものの一つがこの時季に最も強くなる紫外線。対策を怠ると、激しい運動やストレスなどと同様に、疲労や老化につながってしまいます。
紫外線により発生する活性酸素が疲労を招く
疲労の直接的な原因は、体の中で生じる活性酸素です。活性酸素が増え過ぎると、体が持っている処理能力が追い付かなくなり、酸化ストレスで細胞が傷つけられて疲労や老化につながります。
夏は、厳しい暑さや室内外の温度差によって自律神経に大きな負担がかかる季節。その分、活性酸素が増加します。また、見過ごせないのが、紫外線による疲労。紫外線が皮膚に当たったり目から入ったりすることで、活性酸素が生じ、疲労につながります。マラソン選手がサングラスをかけるのは、まぶしさを軽減するだけでなく、紫外線による疲労を防いでパフォーマンスを保つためでもあるのです。夏バテせずに元気な毎日をおくるためには、なるべく紫外線を浴びないことが大切。しっかりとした対策を心がけ、疲労や老化を防ぎましょう。
紫外線が一番強いのは7月!!
紫外線疲労の仕組み
紫外線疲労を防ぐための3つのポイント
1.目から入る紫外線もしっかり防ぐ
紫外線によって目の中で炎症反応が起こると、活性酸素が発生して疲労につながります。また、脳が目のダメージに反応してメラニンの生成を促すことで、肌に直接紫外線が当たっていないのに日焼けすることも。UVカット機能のあるサングラスや眼鏡で防ぎましょう。
2.くもりの日や室内でも油断大敵
薄い雲なら80%以上の紫外線が通り抜けてしまう上、散乱効果によって紫外線量が増加してしまうこともあるので、くもりの日でも紫外線対策を。また、紫外線A波は、窓ガラスを透過して室内にも入ってくるので、建物の中にいても、紫外線対策は必要です。
3.散乱光・反射光にも気をつけて
紫外線は、大気中で散乱したり、地面や建物に反射したりするので、日傘や帽子だけでは不十分。衣服などで肌を隠す、サングラス・日焼け止めを活用するなど、あらゆる方向からの紫外線を防ぎましょう。