鶏むね肉の木の芽揚げ
塩麹をまぶして一晩漬け込んだ鶏むね肉を、木の芽を加えた衣で揚げました。爽やかな香りが広がる一品です。
≪発酵×季節≫
塩麹は日常にぜひ取り入れて欲しい万能調味料です。塩麹に含まれる酵素「プロテアーゼ」は、鶏むね肉のタンパク質をペプチドやアミノ酸に分解します。その働きによって、加熱しても柔らかさが保たれると同時にアミノ酸が作られるので、旨味や甘味が引き出され奥行きのある味に仕上がります。 また、山椒(木の芽)は爽やかな香りと、辛味成分である「サンショオール」が胃腸の働きを活発にすることで食欲を促進します。 日本をはじめとする東洋では、湿気の多い時期の気付けや食中毒予防としても古くから活用されてきている薬味です。

材料(4人分)
- 鶏むね肉・・・大1枚(400g)
【A】塩麹・・・大さじ2 酒・・・大さじ1
- 木の芽・・・20枚
- 片栗粉・・・大さじ4
- 卵白・・・1個分
- 揚げ油・・・適量
- ししとう・・・8本
- すだち・・・適量
作り方
- 鶏むね肉にAをまぶして、一晩漬けこむ。漬け汁をかるく拭って、ひと口大のそぎ切りにする。
- 木の芽は刻んでキッチンペーパーで水けをとり、片栗粉と混ぜ合わせる。
- 1に卵白をつけて2をまぶす。中温の油でカラリと揚げる。ししとうは竹串で穴をあけて素揚げにする。
- 皿に盛り、すだちを添える。
ポイント
- 鶏肉は塩麹をまぶすと、やわらかくなります。
- 木の芽は、粗く刻みましょう。
- 卵白をくぐらせて、木の芽と混ぜた片栗粉をまぶします。