ダイエット疲労<第3回>食事編

食事編
極端な糖質制限や食事を抜くといったやり方は、自律神経を疲れさせてダイエット疲労につながります。食事を見直す場合のポイントは「無理なく続けられる」ことです。
糖質制限や食事の減らしすぎでエネルギー不足に
ごはんやパンを抜いて糖質をカットしたり、全体の食事量を減らしすぎたりすると、活動するのに必要なエネルギー量が不足することがあります。体重は一時的に減るかもしれませんが、結果的には太りやすくなる、脳や体の働きが低下するといったリスクがあります。
エネルギー切れが起こると
脳の働きが低下する
多くのエネルギーを消費する脳がエネルギー不足に陥ります。
・頭がボーッとする
・集中できない
・仕事や家事でミスが増える
疲れやすくなる
活動するためのエネルギーが確保できないと疲れやすくなります。
・やる気が出ない
・何をするのもおっくう
精神的に不安定になる
脳内で合成できる「幸せホルモン」セロトニンの量が減ります。
・イライラしやすくなる
・食欲の抑制が利かなくなる
筋肉量が減少する
糖質の代わりにエネルギー源としてたんぱく質が利用されます。
・基礎代謝が低下して太りやすくなる
食後に疲労感がある人は要注意 空腹時間が長くなり血糖値スパイクに
空腹状態が長く続いた後で食事をとると、血糖値が急激に上昇します。するとインスリンが大量に分泌され、今度は血糖値が急降下。このように血糖値が乱高下すると、自律神経には大きな負担がかかります。
血糖値スパイクとは
食後に血糖値が乱高下すること。食後2時間の血糖値は140mg/dL未満が正常値ですが、普段の血糖値が正常範囲内でも、食事を抜いたりすると食後の血糖値が140mg/dL以上に上がることがあります。

インスリンの過剰な分泌が起こると
・体に脂肪をため込みやすくなる
・血糖値が急激に下がって、空腹感を強く感じる
血糖値スパイクを起こしやすいのは
●欠食で空腹時間が長い人
●食べるのが早い人
●炭水化物の重ね食いをする人 うどん+丼 ラーメン+チャーハン など
ダイエットを成功に導く食事のポイント
カロリー制限にこだわるダイエットはやめましょう
ダイエット疲労に悩まず、健康的な体重コントロールを継続したいなら、食事は「減らす」よりも栄養バランスを意識して「整える」ことを重視しましょう。
食べる順番を工夫
血糖値の急上昇を防ぐため、ごはんやパンなどの主食を最後に食べましょう。
①野菜(サラダ、おひたし など)
↓
②たんぱく質(肉や魚などのおかず)
↓
③炭水化物(ごはん、パン、麺類 など)
よくかんでゆっくり食べる
「かむ」というリズム運動によりセロトニンの分泌が促されます。セロトニンは脳内で満腹中枢に働きかけ、食べすぎを防いでくれます。
抗疲労に役立つ成分で疲労に負けないダイエットを
ダイエット中は食生活のコントロールや運動などで脳疲労がたまりがちに。続けたいからこそ、疲れてしまわないように、脳疲労からの回復をサポートしてくれる成分を積極的にとりましょう。
脳疲労の回復にイミダゾールジペプチド
鶏むね肉に多く含まれており、高い疲労軽減効果が認められているイミダゾールジペプチド。この成分の最も優れた点は、自律神経中枢がある脳までしっかり届くところです。脳には関所のようなものがあってどんな成分でも届くわけではありませんが、イミダゾールジペプチドは、体内に吸収されると分解されて脳へ運ばれ、そこで再合成されて効果を発揮します。
低脂質・高たんぱくの鶏むね肉で一石二鳥!
低脂質な鶏むね肉はダイエットの味方。筋肉の材料となるたんぱく質が豊富に含まれているので、筋肉量を減らすことなく体重コントロールを行うにも最適な食材です。
エネルギー代謝を高めてくれる抗疲労成分 クエン酸
エネルギーは細胞内にある細胞小器官・ミトコンドリアでつくり出されますが、ここでエネルギーが生み出せなくなると疲労が発生します。クエン酸は、ミトコンドリアを活性化してエネルギー代謝を高めてくれます。
注目成分 ラクトフェリン
腸内環境を整え、内臓脂肪も低減
母乳に含まれるラクトフェリンは、生後間もない赤ちゃんをさまざまな外敵から守るため、多くの働きを持っています。その中には、腸内のビフィズス菌を増やして腸内環境を整える、内臓脂肪を減らすといった働きも。ダイエットの心強いサポート役になりますね。
SUMMARY まとめ
POINT
・ダイエット疲労は「頑張りすぎ」のサイン
・無理なく続けられるのは、自律神経にやさしいダイエット
・運動・睡眠・食事を脳疲労からの回復という視点でとらえ直し生活を整えることがダイエットの近道になる
GOAL!!
自分の体と心の声に耳を傾け、疲労を上手にコントロールしながら、長く続けられるダイエット方法を見つけましょう

