座りすぎ疲労<第3回>座りすぎ疲労予防法

これが基本!こまめに立ち上がりましょう
座りすぎによる疲労や健康リスクを軽減するには、座りっぱなしにならないように、時々立ち上がることが非常に重要です。ハードな運動をすることよりも、いかに“こまめ”に動いて、座りっぱなしの時間を短くするかがポイント。30分に一度は立ち上がったり動いたりしましょう。
【TECHNIQUE 01】
25分経ったら5分休憩 ポモドーロ・テクニック
もともと生産性を高めるために考案された方法ですが、座りすぎ疲労を予防するのにもおすすめです!
この名称は、考案者がトマト型のキッチンタイマーを使っていたことに由来しています。(イタリア語でトマトは「ポモドーロ」)。
HOW TO DO
①タイマーで25分を設定
②25分ごとに5分休憩
立ち上がったり軽く動いたりしましょう
③2~4回繰り返したら、15~30分休憩

実践してみました!
25分という時間設定が、飽きずに集中できる時間として絶妙。とても集中できました。
スタッフ八十
立ち上がったら体を軽く動かしましょう
こまめに立つことに加えて軽い運動も取り入れると、座りすぎ疲労の軽減に、より効果があります。立ち上がることとセットで習慣にしましょう。
【TECHNIQUE 02】脚をブラブラ
HOW TO DO
①いすの背などに片手を置いて、まっすぐ立つ。
②右脚の力を抜き、付け根から前後に10回程度振る。左脚も同様に。
③右脚を左右10回程度振る。左脚も同様に。

実践してみました!
立ち上がって軽い運動をすることで体がほぐれて良い気分転換になり、作業もはかどりました!
スタッフ宮城
【TECHNIQUE 03】背伸び
HOW TO DO
①両手を組んで、ひじを伸ばしたまま腕を真上に。
②気持ちがいいと感じる程度に全身をグーッと伸ばしてから脱力。
③数回繰り返す。
【TECHNIQUE 04】肩甲骨まわし
HOW TO DO
①両手を肩に置き、ひじを体の前に下げる。
②ひじを前から上に持ち上げながら、大きく円を描くように10回程度まわす。
③逆回転も行う
実践してみました!
パソコン作業で猫背になりがちでしたが、スッと姿勢が整い、楽になりました。
スタッフ佐藤
立ち上がったついでに、水分補給で一石二鳥!
脱水状態になると、自律神経に負担がかかって疲労が強くなります。こまめに立ち上がって休憩し、そのついでに水分補給すれば、座りすぎによる疲労と脱水による疲労を一度に予防することができます。
座る姿勢も大切!なるべく体に負担の少ない座り方を
良い姿勢で疲れも軽減
座っている時の姿勢が悪いと、肩や腰などに余分な負担がかかって疲れやすくなるだけでなく、痛みが発生したり体のゆがみの原因になったりするため、注意が必要です。座る際には、疲れにくい姿勢を意識して、疲労をためないようにしましょう。
こんな座り方していませんか?

疲れにくい座り方

飛行機や新幹線などでの移動中には足先を動かして血行をスムーズに
狭い座席に長時間座っていると、血行が悪くなって疲労がたまり、血の塊(血栓)もできやすくなります。血栓が肺動脈に詰まるエコノミークラス症候群を予防するためにも、水分を十分にとり、座席でもできる運動を取り入れましょう。

立ち上げれない時に効果的!貧乏ゆすり的エクササイズ「ジグリング」
周りから不快に思われることも多かった貧乏ゆすりですが、近年、その健康効果が注目されており、医学的には「ジグリング」と呼ばれています。足を細かく動かすことで血流が改善されます。

